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'07.06.05

大竹社長、オートデスク社で基調講演

大竹JM社長は5月23日、都内のホテルで開催された日本オートデスク社の「Autodesk Solution Day 2007」で、土木分野の基調講演を行った。公共工事は談合問題と市場規模の縮減という厳しい経営環境下にあるが、これに対して大竹社長は「建設産業を魅力ある分野に転換するとともに、自動車産業のようにディーラーである発注者とメーかーである建設会社と、部品工場である専門工事業者が一体となった生産性向上が必要」と訴えながら「生産性向上に欠かせない3Dソリューションの活用方法をJM社は開発展開した」と力説した。
 大竹社長は、談合問題・コンプライアンスの徹底により公共工事は一般競争入札が広まっているが、これは見積もり無料、調査費無料の世界であって、成約しないと成約前費用が回収できない。そこで建設会社は受注確保の意識が抜けず、工事をやらなければ価値がないというスタンスが強い。こうした構造問題を認識し、そこからの脱却を考えないと建設産業に未来はないと言う。 その一方で、日本は社会資本の整備が進み、人々は膨大な公共施設や建築物の中で暮らすようになっている。これらの施設の維持・管理業務が滞れば、多くの人の生活に支障をきたすので、これらの業務を担う建設産業は、構造問題を解決し、自らも国民をもハッピーにする必要があると訴えた。
そのうえで建設産業の構造問題を解決するためには、世界的に成功した日本の自動車産業の真似をすべきだという。つまり自動車産業が3Dを活用して、車の所有者、販売ディーラー、自動車メーカー、部品製作工場などが情報を共有して、一体運営しながら事業展開しているように、「建設産業も顧客、建設会社、専門工事業者などが情報を共有化し、3Dソリューションを活用するビジネスを当たり前にしましょう」と提唱した。
 この提唱を具体化するため、大竹社長は「時代のニーズに応える3DソリューションをJM社は共同開発し、具体的な契約実績を持つに至った」とJM社の3Dソリューションを紹介。
造成工事の度量計測を写真計測とCIYIL3Dで容易にした事例や、CIVILからDWFにデータを変換して簡単に最適施工計画をシミュレーションした事例、さらに店舗ビルの建替えで3Dシミュレーションによりオーナーに完成後の外観を提示する契約に成功した事例などを説明した。
これらの3DソリューションはASPサービス、CCWEBなどすでにJM社が実用化しているITツール・MATABEEシステムの一環と位置づけられており、単発のITツールとしてでなく、建設業務のIT化で最先端を走るJM社の力を改めて印象付けた。

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